ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを研究しています。

メルツァー(新宮一成ほか訳)『夢生活-精神分析理論と技法の再検討』2004・金剛出版-夢の大切さを学ぶ

 2012年のブログです

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 イギリスの精神分析家のメルツァーさんの『夢生活-精神分析理論と技法の再検討』(新宮一成ほか訳・2004・金剛出版)を読みました。

 このところ、メルツァーさんの『精神分析過程』(2010・金剛出版)や『精神分析と美』(2010・みすず書房)を何回か読んでいて、今回ようやく『夢生活』も読めました。

 いずれもとても難しく、まだまだ何度か読み込まないと理解できないと思いますが、『夢生活』では以前読んだことのある哲学者のカッシーラさんが取り上げられていて、面白いところで繋がってきたなと思ったりしました。

 象徴と夢の関係とか、もっともっと勉強すべきことがらがあるようです。

 ちなみに、『夢生活』を読んで感じたのは、夢を生きることの大切さということです(間違っていないと思うのですが…)。

 このあたりからはユングさんとの関連性も出てきそうですが、今後の課題となりそうです。        (2012.2 記)

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 2024年1月の追記です

 久しぶりに本書も手に取ってみました。

 しかし、今でも難しい本であることにかわりなく、なかなか理解するのは大変です。

 それでも、やはり、哲学者のカッシーラさんやヴィトゲンシュタインさん、チョムスキーさんなど、じーじも難しいなりに読んでいる学者さんの名が出てきたりして、うれしくなります。

 また、本書でも、夢分析の実際の様子とその解説が詳しく述べられていて、初学者にはとても勉強になります。

 もっともっと、勉強をしていこうと思います。         (2024.1 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。

 1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間近に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com