2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
2020年9月のブログです * 小倉清さんの『子どもの危機にどう応えるか-時代性と精神科臨床』(2020・岩崎学術出版社)を読みました。 新刊です。すごいですね。 そして、とてもいい本です。 小倉さんの最近の論文からちょっと古い論文までが並んでいて…
2023年8月のブログです * 旭川生まれの井上靖さんの『北の海』(1975・新潮文庫)を旭川の古本屋さんで見つける。 かなり厚い本だが、110円。 1975年(昭和55年)の文庫本、じーじが大学3年生の時の本だ。 この青春もの(?)、なぜかじーじ…
2011年のブログです * 河合隼雄さんの『カウンセリングの実際』(2009・岩波現代文庫)を再読しました。 引越しのドサクサなどで原本の『カウンセリングの実際問題』(1970年・誠信書房)が行方不明となっていましたが、文庫本で再読できました。 この…
2023年8月のブログです * 南木佳士さんの『海へ』(2004・文春文庫)を旭川の古本屋さんで見つける。 今年の旭川では、古本屋さんめぐりばかりをしていて、そうすると一期一会というと大げさだが、読みたい本に時々出会う。 そんな貴重な古本が1冊1…
たぶん2015年ころのブログです * 小倉清さんの『児童精神科ケース集-小倉清著作集別巻1』(2008・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本もかなり久しぶりの再読になってしまいました。 いい本なのにもったいないというか、全くの勉強不足です。 内…
2023年7月のブログです * 藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』(1998・講談社文庫)を久しぶりに読む。 1995年江戸川乱歩賞受賞作で、1996年の直木賞受賞作。 東大全共闘で学生運動を闘った主人公が、今はアル中の中年バーテンダー。 真昼…
たぶん2015年ころのブログです * 小倉清さんの『思春期の臨床-小倉清著作集2』(2006・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本もずいぶん久しぶりで、ところどころにアンダーラインや付箋があったのですが、例のごとく(?)ほとんど覚えておらず、…
2019年9月のブログです * 堀江敏幸さんの『雪沼とその周辺』(2008・新潮文庫)を読みました。 夏休みに東川町にいる時に、なんとなく堀江さんの世界にはまってしまい、ずいぶん小説やエッセイを読んでしまったのですが、今もその余韻が続いていて、ま…
2024年9月の日記です * 夕方のニュースを見る。 袴田さんの再審裁判、無罪。 良かった。 裁判所が捜査機関の捏造3件を認定する。 裁判所の冷静な勇気に感動するとともに、捜査機関のメンツを保とうとする姿勢に醜さを感じ、さらに、国家権力の怖さを…
たぶん2015年ころのブログです * 小倉清さんの『子どもの臨床-小倉清著作集1』(2006・岩崎学術出版社)を再読しました。 この本も前に何回か読んでいますが、今回はたぶん5年ぶりくらいです。 いつものことながら(?)、多少の記憶はあったのです…
2020年9月のブログです * 本棚を眺めていたら、読んで、読んで、と言っている本があった、ような気がして、新井満さんの『尋ね人の時間』(1991・文春文庫)を読む。 新井さんは新潟市出身の作詞家で、小説家。 今は北海道に住んでいるらしい(なんだ…
たぶん2014年ころのブログです * 岩宮恵子さんの『生きにくい子どもたち-カウンセリング日誌から』(2009・岩波現代文庫)を久しぶりに再読しました。 文庫本は2009年以来の2回目だと思うのですが、だいぶご無沙汰をしていました(岩宮さん、ごめ…
2021年8月のブログです * 樋口有介さんの『八月の舟』(1999・ハルキ文庫)を久しぶりに読みました。 何度か読んでいるのですが、感想文は初めて。 高校生のやるせなさや切なさ、不安などが淡い恋と一緒にうまく描かれています。 主人公は母子家庭で育…
2013年のブログです * 今年は新潟も大雪で、しばらく冬眠をしていました(冬眠をするなんて、クマさんのようですね)。 ようやく目覚めました。 転勤の荷物整理の中で、田中千穂子さんの『母と子のこころの相談室』を再読しました。 とてもよかったです…
2020年9月のブログです * 本棚を眺めていると、なんと、荻原浩さんの『なかよし小鳩組』(2003・集英社文庫)が目にとまりました。 このあいだ、シリーズ第3作の『花のさくら通り』を読んだばかり。 ユングの共時性、でしょうか(?)。 これは読まな…
2014年3月のブログですが、今でも時々読んでくださる方がいる不思議なブログです。 大場先生の力なのか、河合さんの力なのか、とにかく不思議ですが、とりあえず再録します。 * またまた,ようやく長い冬眠から目覚めました。 年齢のせいか,だんだん…
2020年8月のブログです * またまた荻原浩さんを読んでしまいました。 短編集『月の上の観覧車』(2014・新潮文庫)。 思わず、うまいな!と思ってしまいます。 座布団三枚!です。 人生を半分くらい過ぎたおとなの小説、という感じ。 決して明るいだけ…
2011年8月のブログです * ここのところ、なんとなく元気が出なかったので、『臨床家河合隼雄』(2009・岩波書店)をまた読んでみました。 元気が出ました! 河合さんに教育分析を受けた方々の体験談を読むと、河合さんの厳しさと優しさと温かさがじん…
2021年8月のブログです * 村上春樹さんの『シドニー!』①コアラ純情篇・②ワラビー熱血篇(2004・文春文庫)を久しぶりに読みました。15年ぶりくらいです。 文字通り、村上さんのシドニー五輪観戦記。 雑誌「ナンバー」の依頼原稿とのことです。 しか…
2022年8月のブログです * 野田知佑『ユーコン漂流』(2019・モンベルブックス)を読む。 東川の道の駅にあるモンベルに、いい本はないかな?と(いい服は?でないところがじーじらしい!)入ってみたところ、ペーパーバック版の本書を発見。 以前、文…
たぶん2016年ころのブログです * 小倉清さんの『子どもの精神科医50年』(2012・論創社)を再読しました。 2012年11月のブログでもご紹介させてもらっていますが、かなり久しぶりです。 じーじの場合、なぜかいい本は4~5年ごとに読みたくな…
2022年8月のブログです * 伊坂幸太郎『砂漠』(2017・実業之日本社文庫)を旭川の古本屋さんで買って読む。 だいぶ前に単行本で読んだ記憶がうっすらとあったが、中身を忘れてしまっていて、旅先で本棚の確認もできず(かりに確認をしても見つけられる…
2012年11月のブログです * 小倉清さんの『子どもの精神科医50年』(2012・論創社)を読みました。 小倉さんはじーじの尊敬する幼児児童精神科医で、これまでにもすばらしい本を何冊も出しておられますが、今回の本もすばらしいです 今回の本は、小…
2022年7月のブログです * 佐々木譲『雪に撃つ』(2022・ハルキ文庫)を読む。 これも夏休みにゆっくり読もうと楽しみにしていた本。 実は単行本を去年の夏に東川の図書館で借りて読んでいて、さすがに物忘れのひどいじーじでもあらすじはだいたい覚え…
2022年7月のブログです * 平野啓一郎『マチネの終わりに』(2019・文春文庫)を読む。 平野さんの小説を読むのは初めて。 旭川の古本屋さんで、本の帯に映画で主演をした石田ゆり子さんがうつっている本書を見つけて、美人恐怖症のじーじだが、つい購…
2019年9月のブログです * 小倉清さんの『子どものこころの世界-あなたのための児童精神科医の臨床ノート』(2019・遠見書房)を読みました。 本書は小倉さんが1984年に出した『こころのせかい「私」は誰?』(同書の拙い感想文もブログに書いてあ…
2022年7月のブログです * 伊坂幸太郎さんの『クジラアタマの王様』(2022・新潮文庫)を読む。 この本も夏休みにゆっくり読もうと思って楽しみにしていたもの。 旭川の本屋さんで買って、すぐに読む。 不思議な小説、物語である。 伊坂ワールド全開。 …
2022年7月のブログです * 瀬尾まいこさんの『傑作はまだ』(2022・文春文庫)を読む。 夏休みに読もうと楽しみにしていた小説。 旅先の旭川の本屋さんで購入。 ゆっくり読もうと思っていたが、なかなか面白くて、1日で読んでしまう。もったいない。 …
たぶん2017年ころのブログです * 藤山直樹さんの『精神分析という営み』(2003・岩崎学術出版社)を再読しました。 何回目になるでしょうか、じーじはこの本を読んで藤山さんのファン(?)になったのですが、いざ感想を述べるとなると、じーじの理解不…
2021年8月のブログです * またまた樋口有介さんを読んでしまいました。 本棚の横に積んであった『風少女』(1993・文春文庫)。 だいぶ前の本です。 年寄りのじーじがご紹介するのは少し恥ずかしかったのですが、とても面白かったので、ついパソコンに…