ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングなどを研究しています

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

新潟のじーじのお部屋は孫娘たちも大好きなオーディオルーム(?)-遊ぶことのちから

2017年、上の孫娘が6歳、下の孫娘が3歳の時のブログです * またまた孫娘たちが我が家に遊びに来てくれました。 新潟のばーばは朝から孫娘たちの大好物を準備中。 上の孫娘には甘い甘いとうもろこし、下の孫娘には甘い甘いさつまいもをたっぷりと用意…

田中優子・松岡正剛『日本問答』(2017・岩波新書)ー日本人の社会を深く理解する

2025年5月のブログです * 日本史の田中優子さんと編集工学の松岡正剛さんの対談『日本問答』(2017・岩波新書)を読む。 すごい本だ! このすごさの感じを表現するのはなかなか難しいが、今の時点でじーじが文章にできることを一つ、二つ、記したい。 …

伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』2017・幻冬舎文庫-おとなのいい小説です

2018年7月のブログです * 伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』(2017・幻冬舎文庫)を読みました。 おとなのいい小説です。 この本は旅先の旭川の本屋さんで偶然見つけました。 北海道関連本でも探そうと思って入ったのですが、なぜか、…

NHK・Eテレの「いないいないばあっ!」がおもしろいです!-じーじのひとりごと

2018年のブログです * テレビでおもしろい番組がない時や暗いニュースが続く時、じーじはNHKEテレにチャンネルを回して、「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあっ!」を見ることが多いです。 「おかさんといっしょ」もなかなかおもしろいのです…

立原正秋『その年の冬』1984・講談社文庫-立原さんの最後の長編小説です

2023年5月のブログです * 立原正秋さんの長編小説『その年の冬』(1984・講談社文庫)を再読する。 立原さん最後の長編小説。 1979年(昭和54年)10月18日から読売新聞朝刊に連載され、翌年4月18日に第一部完となる。 この間、立原さんは…

太田和彦『みんな酒場で大きくなった』2017・河出文庫-じーじの読書日記・セレクト

2017年6月のブログです * 太田和彦さんの『みんな酒場で大きくなった』(2017・河出文庫)を読みました。 太田さんといえば、テレビの居酒屋訪問番組でおなじみのおいしいお酒とおいしい料理をこよなく愛する人ですが、本書では同じようにおいしいお酒…

じーじの公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどを再考する

2023年1月のブログです * じーじのカウンセリングを少し再考したい。 公園カウンセリングや原っぱカウンセリング、海岸カウンセリング、里山カウンセリング。 公園や原っぱ、広場、河原、海辺、林、森、里山などのベンチなどでカウンセリングをする。 …

夢はなかなかかなわないと思う、でも生きていくことはできると思う-じーじのひとりごと

2022年3月のブログです * 朝ドラを観ていて考えた。 夢と挫折。 スポーツ選手のインタヴューなどで、努力をすれば、夢は必ずかなう、という人がいる。 確かに、努力をして、メダルを取る人はすばらしいと思う。 ただ、そういう恵まれた人は少数ではな…

瀬尾まいこ『春、戻る』2017・集英社文庫-突然現れた年下の「おにいさん」(?)との物語です

2017年のブログです * 瀬尾まいこさんの『春、戻る』(2017・集英社文庫)を読みました。 すごく面白かったです。 結婚間近の二十代女子の前に、突然、年下の「おにいさん」(?)が現れてのドタバタ劇。 こんなことありえないよな、という気持ちと、で…

加藤周一『私にとっての20世紀』2000・岩波書店-「いま,ここで」起こっていることを冷静に把握すること

2016年のブログです * 加藤周一さんの『私にとっての20世紀』(2000・岩波書店)を久しぶりに読みました。 2000年に書かれた本ですが,16年後の今年の状況をほぼ正確に予測しています。 日米軍事同盟,安保法制,自衛隊の海外派兵,法律の拡大…

村上春樹 『遠い太鼓』1993・講談社文庫-村上さんのギリシャ・イタリア滞在記です

2019年のブログです * 村上春樹さんの『遠い太鼓』(1993・講談社文庫)を再読しました。 村上さんの1986年から1989年にかけてのギリシャとイタリア滞在記です(村上さんはこの間に『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書いていま…

新野剛志『明日の色』2017・講談社文庫-決してめげない中年男子の頑張りを描く

2018年1月のブログです * 新野剛志さんの『明日の色』(2017・講談社文庫)を読みました。 おもしろかったです。 新野さんは小説『あぽやん』がヒットして直木賞候補になった作家さんですが、シリアスな小説も書いていて、私はそちらの作品も好きです…

北陸応援割が始まるらしい?また税金からだよね?-じーじのじいじ日記・セレクト

2024年3月の日記です * 北陸応援割が始まるらしい。 税金による旅行割引だ。 しかし、北陸を応援するなら、自腹を切って応援してほしい。 税金による割引で応援をしても、地元の人はあんまりうれしくないのではないか。 地域も北陸などと広範囲なこと…

新潟では五つの自治体が北朝鮮のミサイルからの避難訓練をやるらしいです-じーじのひとりごと

2023年5月の日記です * ニュースを見ていると、新潟の五つの自治体で北朝鮮からのミサイルの避難訓練をやるという。 ご苦労なことだ。 北朝鮮のミサイルはやっかいなことだが、狙いはアメリだろう。 間違って日本に墜ちる可能性はなくはないだろうが……

高田勝『ある日,原野で』1981・朝日新聞社-北海道を読む

たぶん2015年ころのブログです * 1981年の本,これも北海道の古本屋さんで2000年頃に買ったと思います。 最近は昔に買って読んだ本を久しぶりにまた読み返しています。 まるで北海道で放牧されている牛さんになったような気分です。 高田さんは…

柄谷行人『講演集成1995-2015 思想的地震』2017・ちくま学芸文庫

2017年のブログです * 柄谷行人さんの『講演集成1995-2015 思想的地震』(2017・ちくま学芸文庫)を読みました。 本の帯には、大いなる破壊の後に、思想は何を語れるか?とありますが、2011年の東日本大震災による被害を受けて、柄谷さんが考えた…

伊東徹秀『北紀行-風の恋歌』1995・麦秋社-北海道を読む

2015年のブログです * 伊東徹秀さんの『北紀行-風の恋歌』(1995・麦秋社)を再読しました。 1995年の本ですが,帯広の古本屋さんのシールがついているので,おそらくは2000年前後に買って読んだ本だと思います。 それでも15年ほど前になり…

朝日新聞社編『わが思索 わが風土』(1974・朝日新聞社)ーキラ星のような執筆陣です

2025年5月のブログです * 朝日新聞社編『わが思索 わが風土』(1974・朝日新聞社)をすごく久しぶりに読む。 二階の隅っこの本の山から救出(?)した。 1974年、じーじが大学2年生の時の本。 朝日新聞に1年半にわたって連載されていた、とある…

滝川一廣『「こころ」の本質とは何か-統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ』2004・ちくま新書

2019年5月のブログです * 先日の遊戯療法学会で児童精神科医の滝川一廣さんのお話に感心をしたので、本棚の隅っこにあった滝川さんの『「こころ」の本質とは何か-統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ』(2004・ちくま新書)を見つけ出して読む。 久し…

カードの過払い金請求のコマーシャルを見て思ったこと-じーじのじいじ日記・セレクト

2023年4月のブログです * テレビを見ていると、カードの過払い金請求のコマーシャルをよく見る。 過払い金があるかどうか、弁護士や専門家が無料で調べてくれるらしい。 親切な人たちがいるなぁ、と思うが、一方で、弁護士や専門家にいちいち相談しな…

金平茂紀『金平茂紀の新・ワジワジ通信』2019・沖縄タイムス社ー「報道特集」より少しだけ過激かもしれません!

2022年5月のブログです * 金平茂紀さんの『金平茂紀の新・ワジワジ通信』(2019・沖縄タイムス社)を読む。 金平さんはご存じのかたも多いと思うが、TBSのニュース番組「報道特集」のキャスター。 TBSの報道記者として、政府や自治体、大企業な…

岡松和夫『無私の感触』2002・講談社-敗戦直後の日本で、文学や政治に真面目に取り組む青年を描く

2023年5月のブログです * 岡松和夫さんの『無私の感触』(2002・講談社)をすごく久しぶりに読む。 おそらく20年ぶりくらいだ。 本棚の横の本の山の中から発掘をした(?)。 岡松和夫さんのことはどれくらい知られているのだろう(岡松さん、ごめん…

小野有五『北海道 森と川からの伝言』1997・北海道新聞社-北海道の自然保護を考える

2020年4月のブログです * 小野有五さんの『北海道 森と川からの伝言』(1997・北海道新聞社)を久しぶりに読みました。 面白かったです。 小野さんは当時、北大大学院の先生。専攻は地球環境科学。 その難しそうな肩書とはうらはらに、森や植物、川な…

立原正秋『風景と慰藉』1974・中公文庫-立原さんのヨーロッパ・韓国紀行です

2023年5月のブログです * 立原正秋さんの紀行文集『風景と慰藉』(1974・中公文庫)をかなり久しぶりに読む。 これも古い本で、当時、大学生だったじーじには少し難しいところがあったらしく、本にはめずらしくアンダーラインも付箋もなく(?)、きち…

保護者のPТA不加入と子どもの登校班拒否の問題-じーじのじいじ日記(2024.5)

2024年5月の日記です * 夕方のニュースを見ていたら、保護者がPТAに加入していない子どもが小学校の登校班に入れないという問題が出ていた。 保護者のPТA不加入と子どもの登校班拒否とがどう関係するのかまったくわからない。 同調社会の日本らし…

新潟のじーじのお部屋は孫娘たちも大好きなプレイルーム(?)-遊ぶことのちから

2016年、上の孫娘が5歳、下の孫娘が2歳の時のブログです * 車で1時間ほど離れたところに住んでいる孫娘たちが、時々、新潟に住んでいるじーじのところに遊びに来てくれます。 車から降りた孫娘たちが最初に駆け込むのが2階にあるじーじのお部屋。 …

チューリップを眺めながらの公園カウンセリングは、こころもカラフル明るくなります

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや原っぱカウンセリング、海岸カウンセリング、里山カウンセリングと訪問カウンセリングを新潟市で研究しています。また、メールカウンセリングや面会交流の相談・援助も研…

立原正秋『夢幻のなか』1976・新潮社-美意識・勁さ・潔さ

2023年5月のブログです * 立原正秋さんの随筆集『夢幻のなか』(1976・新潮社)を読む。 すごく久しぶりの再読。 本棚の横に積んであった単行本の山の中から発掘した(?)。 1976年第1刷。貧乏学生だったのに、新刊で買ったらしい。相当、立原さ…

オグデン(狩野力八郎監訳・藤山直樹訳)『こころのマトリックス-対象関係論との対話』1996・岩崎学術出版社

2023年5月のブログです * 久しぶりに再読をしたアメリカの精神分析家のオグデン(狩野力八郎監訳・藤山直樹訳)『こころのマトリックス-対象関係論との対話』(1996・岩崎学術出版社)をようやく読み終える。 藤山直樹さんの翻訳デビュー作である。 …

村上春樹・柴田元幸『翻訳夜話』2000・文春新書-翻訳という生き方

2019年春のブログです * 村上春樹さんと柴田元幸さんの『翻訳夜話』(2000・文春新書)を久しぶりに再読。 ついこの間読んだような気がしていたが、19年も経っていた(村上さん、ごめんなさい)。 そういえば、この時点で、村上さんは、キャッチャー…