2025年8月のブログです
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イギリスの精神科医R・D・レインさんの『レイン わが半生ー精神医学への道』(中村保男訳・2002・岩波現代文庫)を旭川の古本屋さんで見つける。
レインさんの本は恥ずかしながら初めて。
じーじが家裁調査官になったころ、先輩から『ひき裂かれた自己』や『結ぼれ』を勧められたが、当時の「反精神医学」という言葉に惑わされて(?)、なんとなく読まずにきてしまった。
今回、読んでみると、そんなことはなく、かなり熱心な臨床家という印象。
患者さんの傍らに静かにたたずんでいるレインさんの姿が印象的だ。
解説が中井久夫さんだが、同じような姿勢を感じる。
自分で確かめて、良いことはどんどん採用するという精神医学者としての決意が見える。
読んでいて、すごいな、と感心させられる。
尊敬できる精神科医の一人ではなかろうか。
続けて、『ひき裂かれた自己』も読んでみたくなった。
まだまだ勉強不足だなあ、とつくづく思う。 (2025. 8記)
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ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人)のご紹介
経歴
1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。
1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通うが、落ちこぼれる。
1977年、教員採用試験に落ちるが、家裁調査官補試験にまぐれで合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事するが、落ちこぼれる。
1995年頃、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。
2008年頃、放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)で学び始め、2014年に大学院を修了。
2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。
仕事 心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています。
所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会
論文 「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか
住所 新潟市西区
mail yuwa0421family@gmail.com